第十一管区海上保安本部
ダイビングの安全対策に関する第十一管区の取り組み
救難課長 五反田 和久
1 ダイビング事故の現状
マリンレジャーの盛んな沖縄において、マリンレジャー事故は最近増加傾向にある。
ダイビングの事故についても、この数年増えつつあるところであり、事故防止について安全対策協議会等とも連携して行くとともに、死亡・行方不明事故者の減少を図りたい。(別添資料参照)
2 ダイビング事故に備えての取組み
沖縄県ダイビング安全対策協議会・八重山地区ダイビング安全対策協議会と連携し、漂流海難等に備えた合同訓練を実施している。
- 漂流した場合に備え、遭難信号の取り扱い訓練・漂流グッズの視認状況調査等捜索巡視船・航空機が有効に発見救助するための対応訓練
- ヘリコプターに吊り上げ救助される場合における、インストラクター・ガイドダイバーによる吊り上げ救助の補助訓練
3 携帯電話を利用した安全情報の提供及び救助ネットワークの構築(RIN)
携帯電話のweb機能及びeメール機能を活用し、ITレスキューネットワーク(Rescue by IT Network)を4月1日に開設した。
これは、web機能を利用して、携帯電話により、県内5箇所で観測するリアルタイムな船舶気象通報等の気象情報、航行警報等の安全情報を提供するとともに、海難等が発生した場合に出港中の会員に当該情報をeメールを使用して提供することにより、現場付近に出港している会員による迅速な救助活動が期待できるものである。
さらに、会員が出港時に活動海域・入港予定等の情報を携帯電話で登録することにより、会員が海難等により入港が遅延した場合も救助活動に迅速に着手することが可能となる。
2001ダイビングサミットにおける海上環境問題発言要旨
海上環境課長 山本 保
1 海上環境保全に対する基本的な取り組み
全庁的なものについ説明。
2 海洋汚染の実態
十一管区管轄海域での汚染の実態について説明
3 当管区における環境保全対策
地域に根ざした環境保全対策を実施する事等を説明。